【留学を決めた理由】「留学の目的はなに?何しに行くの?」
題名の「留学の目的はなに?何しに行くの?」は去年のこの時期、まさに聞かれまくった質問です。そして、その答えに悩み、泣き、迷った、私にとって苦しかった質問なわけです。笑
私のような旅の形を思い描いている場合、「明確な理由」は必要なのか否。
私の場合、1年海外で生活してみたい理由はこんな感じでした。
- 英語で自分の考えや気持ちを、自分が選んだ言葉で、目の前の相手に伝えられるようになりたいから!
- 行ったことのない国の生活や文化をもっと自分の五感で感じたいから!
超ふわふわです。まったく具体的でなく、超感覚的です。自分でもそう思います。
それでも、日本を出る前の自分にハッキリした目的がなかったからこそ、いろんな出会いやご縁に飛び乗って今の私がおるんやなと感じています。
もし一年前の私のように、「海外で生活してみたい!」という思いに尻込みしてしまっている方、迷っている方の背中を少しでも押すことができたらいいなと思い、この記事を書こうと思います。
「留学」に興味がわいたきっかけ
2018年夏うまれて初めて、日本の外の世界を自分の目で見て肌で感じて、知りました。
それまでは、日本以外の国のことを知りたいなんて思ったこともありませんでした。(今思うと超もったいない思考~~)
日本人以外の方と関わる機会もほとんどなく、英語の勉強に関しては必要性を感じずむしろ嫌いでした。高校のときの英語の成績はいつも赤点スレスレ。てへぺろ。
大学生活も折り返しの3年生になり、いつもの授業を受けていたときに教授が、
「今年も夏休みに『海外特別演習』開講しま~す」
とぬるっと告知してたんですよ。
そんなときにふと「そういえば私海外行ったことないなぁ」と気づいたんです。
この演習は、渡航費・滞在費は自費で、イタリアにある姉妹校で行われるサマープログラムに参加するというものでした。
はじめての海外ひとりでは怖いし、授業として行けて単位ももらえるし、受講してみよっかなという軽い気持ちで教授のもとに相談しに行ったのが、事のはじまりでした。
このときの私は、このただの「集中講義」が並々ならぬショックを自身に与えるとは思ってもいませんでした。
コミュ力だけじゃ生きていけない
サマープログラム初日、早くも打ちのめされました。
まず同じグループになったドイツ人の自己紹介が聞き取れない。
授業での公用語は英語、1ミリも理解できずランチのサンドイッチの味がしません。
午後のグループワークのディスカッションでは、メンバーの意見すら理解できない、自分の意見を伝えるなんてもってのほかでした。
友達に話しかけられるも「え?」と聞き返すうちに、やっぱいいやと手を振られる。。
つ、つらい。辛すぎる…。
自分の思ったことを自分で言葉にできない、友達が言っていることを理解できないってこんなに悔しいもんなのか、とはじめての感情でした。
我ながら、日本でのコミュ力には自信があったため、どこでも生きていけると思っていたんですね。アホや。
現実はそううまくいきません。日本語でのコミュニケーション能力だけではどうにもならないこともあるのです。当たり前や!
それでも、プログラムが始まって5日ほど経つと、英語を聞くことには慣れてきて
少しだけ、ほんのすこ~しだけ英語脳になっている実感がありました。
またその後も、グループのチューターである日本人の先輩が街に連れ出してくれたりして、みんなと友達になることはできたわけです。
言葉は通じなくても一緒にお酒を囲んだら友達になれちゃう。お酒を飲むことが好きになった理由の一つです。笑
あとは、言葉はわからなくても人々の過ごし方とか働き方、街の雰囲気を感じることはできました。
どこを切り取っても絵になる、日本とはまた違った魅力を持つ街並み、人と会った時にするハグやキス、レジ打ちのおばさんが座りながら仕事している…などなど。
国が違うだけでこんなにも知らなかったことがあったなんて!と「新しい世界」を知ることにとてもワクワクしたのを鮮明に覚えています。
このプログラムを通して、猛烈な悔しさと知らなかった世界に触れる感覚を経験して、滞在期間中に日本にいる両親に思わず電話をしました。
「なんかもうちょいこっちに居たら英語しゃべれるようになる気がする!それになんかめっちゃワクワクするんよね!来年休学して海外で生活してみたい!」
すると両親、
「いいんじゃない?」
ハハーッこの快諾具合!毎度ありがとうございます。。
この素晴らしい親のおかげで、今の自由奔放な旅スタイルで色々学ばさせてもらっているわけです。
そんなわけで、帰国したらすぐさま留学の準備やビザの手配などに取り掛かりました。
次の記事で具体的にどんな準備を何から始めたのか、書いていこうと思います!